「データ分析」と「仕事と育児」について

こんにちは。プロアクシアコンサルティングでオープンソリューション事業部に所属しています A.N です。
今日は、 「データ分析」と「仕事と育児」の二つのテーマについて記載します。

これまでの経験を教えてください

プロアクシアコンサルティングの前身の会社に入社し、一旦別の会社を経てプロアクシアコンサルティングに入社しました。

入社当時は PC や UNIX の台頭もあり、ホストシステムから C/S システム へのダウンサイジングが多く進められていました。入社後に開発部門に配属されてからはフロントエンドのアプリケーションや、サーバーアプリケーションなどを中心にアプリケーション開発を担当しています。

担当システムとしては、Linux、Windows、UNIX を利用した基幹系システムを中心に、大量のデータを取り扱うデータ分析のシステム構築などで、担当フェーズは顧客の要望確認からシステムを設計するところからプログラム開発まで、上流設計からプロジェクト全般を対応しています。

データ分析のシステム開発を担当するようになった経緯について

大学では数学科を専攻して統計学などを学んでいたこともあり、大量のデータを扱うことに抵抗もなかったので、データ分析のプロジェクトに進んで参加しました。参画したプロジェクトでは大量データを扱うためのデータ蓄積の環境構築や、データ分析を利用したトレンド分析などのプログラムを開発しています。

例えば、受発注システムで集計したデータをもとに、商品の売れ行きのトレンドを分析し、その結果から注文予測をするシステムを担当しました。

データの活用を行う上で開発や環境面で気を付けていることについて

データは大切な資産ですので取り扱いに注意が必要です。分析前のデータも重要ですが、分析結果は経営などにも大きく影響するものですので、セキュリティやアクセス制限については特に注意をしています。
アクセス権限でデータにアクセスできる人を制限するだけでなく、万が一の際にシステムを監査できるようにするためのロギングの実装なども重要になってきます。

データ分析する内容にもよりますが、分析結果を日々の業務に利用するような場合は、最新の情報をどれだけ早く提供できるかがキーになってきますので、大量のデータを高速で処理できるようにするための検討が重要になってきます。

例えば、より効率的に分析するためにデータの正規化を検討したり、データベースがアクセスするディスクをパーティション分割しておいて、保存するデータを効率的にアクセスできるように配置するなどを検討します。
パーティション分割と SQL の記載方法を工夫することで、より効率的にデータにアクセスできるようになります。

育児期間中の勤務形態について

会社には時短勤務などの制度はありましたが、フレックス制度や延長保育などを上手く利用することで、育児期間中でも 9:00-18:00 のフルタイムで勤務することができました。柔軟な勤務を実現するには、自社に対応するための制度があるだけでなく、プロジェクトメンバーや顧客の理解が必要になってきます。

プロアクシアコンサルティングでは、育児期間でも十分に働けるよう自社内の調整だけでなく、働きやすいアサイン先を調整したり顧客と勤務形態について十分に調整するなど、働きやすい環境作りに取り組んでいることもあり、フルタイムでも柔軟な働き方が実現できました。

それ以外にも、出産休暇、育児休暇、時短勤務などの制度も利用できますので、個々に合わせた勤務形態が選択できると思います。育児休暇については、女性だけでなく男性にも取得いただける環境は整っており、男性で取得された方もいますので気楽に活用いただけると思います。

育児と業務との両立で大変だと感じることは

子供が病気で預けられない、預けられても短時間保育になる、保育園のお迎えに時間制限があるなど、色々な面で時間の制約が出てくるため、業務時間を確保することが難しかったです。
特に、子供の病気やけがなどで急に休みを取らなければいけなかったり、早退する必要が発生するなど、事前に予定できない時間の調整が大変でした。

業務時間が不足しがちな部分の対応については、家族の協力を得ながら時間を確保するのも重要でしたが、仕事の仕方自体を見直すことも必要でした。
自分だけで対応できない事も多いので、できるだけ一緒に働くメンバーからの支援を受けやすくするためにも、上手く仕事の区切りを付けれるよう考慮して、引継ぎをしやすくするように心がけていました。

それ以外にも、メンバーとのコミュニケーションを多くとるようにすることで、自分の仕事の進捗状況や進め方なども事前情報として共有できるように心がけています。

仕事と育児、それぞれ大切にしているポリシーはありますか

仕事の進め方については、内部レビューを意識的に早めに実施することを心がけています。

以前までは、できるだけ自分で考えてある程度形になった段階でレビューを受ける進め方をしていました。この場合、レビューまでの期間が長くなることで、手戻りが発生した場合に時間のロスが大きくなります。
限られた時間の中で効率的に業務を進めれるようするには、できだけ早い段階でレビューを実施して進め方に間違いがないか確認しながら進めるようにすることが重要だと考えています。

育児に関しては、日々のコミュニケーションを重視しています。

食事の際などの何気ない会話だけでなく、意識して子供と話すための時間を確保するようにしています。
限られた時間の中で充実したコミュニケーションを行うために、普段の生活の中で子供から話をしやすくするための下地作りも意識するように心がけています。

育児期間中でも働きやすい環境への取り組みについて

最近はテレワークの導入が急速に進んできています。
テレワークを導入して自宅での勤務が可能になることで、通勤時間が削減できたり子供の預け先への送り迎えなど時間も確保しやすくなるため、育児期間中でもフルタイムでの勤務がしやすくなります。

テレワークでの勤務を可能にするには、自社だけでなく顧客や参画するプロジェクトなどの理解と協力も必要になってきますので、皆さんの協力を得ながら新しい働き方の一つとして浸透させていければと考えています。